事務所の改修工事も終盤を迎えた、三十四日目。

出勤してきたら、運び出されていた荷物が
片付けられていました。
「手伝わされなくてよかった」と胸を撫で下ろす中の人。

応接室。
家具は変わってないんですが、床の色が違うので、
だいぶ雰囲気がかわりました。
工事前の写真を撮り忘れているという凡ミスに、
この文章を打ちながら気付きました。
その頃、

大工Oさんは屋根の上で作業中。
そろそろ屋根を張るのでしょうか。

一方、

職人Kさんは巾木張りをしていました。
巾木。
聞き慣れない言葉だと思いますが、
要するに――

壁の下の方にあるこの部分です。
意識して見ることはなくても、
見たことがないという方は少ないはず。
壁に物がぶつかった際に、傷が付くのを
防ぐための部材です。
これを張り終えたところで、
職人Kさんは別の仕事があるとのことで離脱。

巾木張りと並行して、

建具屋さんと大工Oさんが引き戸にガラスを設置していました。
建具屋さんに確認ができなかったので、
今回は顔出しなし。

ちゃんとテープを貼ってガラスの存在を示します。
ハプニング映像なんかで、ガラスの存在に
気付かず突っ込んじゃうみたいな展開が
たまにありますよね。

本格的な屋根張りは明日とのことで、
今日は大きな変化がないなと思っていた中の人。
そんな時、ふいにやってくる人影。

電気職人Tさんでした。
どうやらエアコンの設置に来てくださったようです。
確かにこれからの季節、
クーラーがないのはきついですもんね。

もちろん、エアコンがあれば、室外機もあります。
これを撮影し、
休憩のために応接室に向かおうとした中の人。
そこにはちょっと面白い光景が広がっていました。

壁から突き出したパイプ。
「何これ？」と思っていましたが、

正体はエアコンにつなぐ配下のようです。
もっとも、エアコン設置予定の場所なので、
それ関係なのは考えるまでもなかったですね。

そして、無事にエアコンが設置されたところで、
今回はここまで。

大工Oさん曰く「屋根は明日」とのことなので、
明日には屋根材が張られるはず。
完成が目前に迫る改修工事、
どうか最後までお付き合いください。